二つのヒロイン『ドア・ロック』『スマホを落としただけなのに』 おまけに『82年生まれ、キム・ジヨン』とフェミニズム
『ドア・ロック』は2018年の韓国映画、『スマホを落としただけなのに』も同じく2018年。どっちもスリリングで面白い。
どちらも「サイコ」な男のやばいストーキングに恐怖するスリラーでテーマ的に似ている。『スマホを』は主人公自身の秘密もあったりして観点が広がってしまうので、主人公の「サイコ野郎」に対する行為だけにしぼって比較すると、『ドアロック』では自ら
立ち向かうのに対し、『スマホを』の方は、最後はやはり男任せになっている。タイトルの「・・・だけなのに」からも推測できるように、被害者感がやはり強い。というか、「あんな体験」があるなら、もっと強靭になってるのではという気もする。
仮に娘がいるとして、二つのうちでどちらを娘に進めるかといえば、『ドア・ロック』である。『スマホを落としただけなのに』は続編が公開とのことなので見てみたい。
『ドア・ロック』では主人公の女性は立ち上がるべきだと自分で覚悟した。韓国のフェミニズムについては知らないが、次の話題作はたまたま読んで、これが本当ならかなりの男尊女卑と思ってちょっとびっくりした。
社会学小説という感じだが、面白い。
「今度も女の子が生まれたら・・・」みたいな話は驚愕した。日本でもあるのだろうか?
他の映画とかをみても、なんだかんだでけっこう似てるところが多いと思う韓国文化。また色々みていきたいです。
今まで見た中で最も好きな韓国映画はペパーミント・キャンディ
おすすめです。