メナーデのドイツ映画八十八ケ所巡礼

メナーデとは酒と狂乱の神ディオニュソスを崇める巫女のことです。本ブログではドイツ映画を中心に一人のメナーデ(男ですが)が映画について語ります。独断に満ちていますが、基本冷静です(たまにメナーデらしく狂乱)。まずは88本を目指していきます。最近は止まっていましたが、気が向いたときに書いております。

Better Day to Get Away(Brainchild's)

私が心酔してやまないバンドThe Yellow MonkeyのギタリストのプロジェクトBrainchild'sの一曲。youtubeでたまに見ていたのだが、先日勢いでアルバムも買って聴いている。この曲はエモすぎて、何度聞いても感情が込み上げてくる。

 

曲のMV途中まで


www.youtube.com

 

イントロA:ギターのリフが割とロックのベタな感じで始まって、単音なためにそんなにスピード感がない。リズム隊が入ってくると疾走しだす。

Aメロ:この曲のポイントは何といってもボーカルの哀愁とエモい感じが疾走していくところにある。Aメロでボーカルが渋めに入ってくると、スピード感が増すのがいい。英語と日本語が融合してシャレが効いているのもカッコいい。やさぐれながらも走っていく感じの歌詞が曲に溶け合っている。「歩くたび俺を急かしてる」でスピード感も増しながらサビに突入するのがすごい。

サビ:Go Go Go Go Go to the better, better days! のGoの繰り返しでどんどんテンションが上がっていく。I wanna get back back back back back my heart, my name!など喪失感と焦燥感の中での再生への方向が示されるのが、滅茶苦茶ロマンティック。ブレイクしながら引っ張っていく時にパワーも疾走感も途切れないのもとてもいい。ブレイクでのアコギの感じもカッコいい。

 

ギターソロからのボーカルソロでのサビからバンドがフルで入ってくるときの上昇感がものすごいエモい。そして、さらにサビが繰り返されていくのだが、Go Go Go Go Goと繰り返されるたびに熱気が増していくのが本当にエモーショナル。


www.youtube.com

9:35すぎからスタジオライブ。しっかりした演奏かつ熱い。

やはり後半の畳み掛けがカッコいい。

 

収録のアルバム。

 

 

ボーカル渡會将士(わたらいまさし)はFuzztoneというバンドで活動したのち2015年からソロ活動、Brainchild'sにも参加。声が強い。カスレダンディな甘い声が魅力。

「恋の踏み絵」もいい。


www.youtube.com

これもギターリフからの展開の曲。菊地英昭のギターはエッジが立つタイプではないが、この曲でもボーカルが入ってくると曲のエッジが立ってくるのがとてもカッコいい。こういうエッジが立つ感じはYellow Monkeyにはない魅力。

 

リズム隊は堅実な感じでしっかり曲を支えている。ベースはバンド「鶴」の人だが、決め顔の味ありすぎ。アゴとそこにあるヒゲの感じによるものか?ドラムはさっぱりした感じの人だが、プレイはシンプルに情熱的で芯がしっかりしていてとてもカッコいい。

 

「恋の踏み絵」収録の『Hustler』というアルバムも良さそう。

 

HUSTLER(DVD付)

HUSTLER(DVD付)

Amazon

これから色々聴いていきたいと思います。