メナーデのドイツ映画八十八ケ所巡礼

メナーデとは酒と狂乱の神ディオニュソスを崇める巫女のことです。本ブログではドイツ映画を中心に一人のメナーデ(男ですが)が映画について語ります。独断に満ちていますが、基本冷静です(たまにメナーデらしく狂乱)。まずは88本を目指していきます。最近は止まっていましたが、気が向いたときに書いております。

ナチス

カルト映画への道半ば? 『アイアン・スカイ』月面ナチス基地映画

2012年フィンランド、ドイツ、オーストラリア映画。 ティモ・ヴォレンソラ監督、ユーリア・ディーツェ主演。 アイアン・スカイ Blu-ray 発売日: 2014/07/09 メディア: Blu-ray ナチスの残党が月面帝国を作っていたというトンデモな設定。アメリカ大統領選の…

ナチス映画に必ず出てくる・・・「親衛隊(SS)」とは何か? 簡単まとめ

ナチス映画を見ていてよく出てくる「親衛隊 SS」。だいたい極悪役だが、SSとはそもそも何なのか、あまり知られていないと思う。というかあまり知らなかったので調べてみた。 『イングロリアス・バスターズ』より、ランダ大佐(SS) 「親衛隊 SS」がやってい…

無垢なナチス少女が汚れた世界へ向ける陰鬱なまなざし 『さよならアドルフ』 原題 Lore

『さよならアドルフ』 2012年、オーストラリア、ドイツ映画、原題 „Lore“(『ローレ』(主人公の名前)) ケイト・ショートランド監督(オーストラリア人)、サスキア・ローゼンタール主演 さよなら、アドルフ [DVD] 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 …

ナチ将校になりすます兵士の悪魔化(実話) ドイツ映画『小さな独裁者』

ナチス・ドイツもの 「ヒトラーの・・・」といったタイトルの映画が毎年のように日本でも現れる。『ヒトラーの贋札』『ヒトラーの忘れ物』などはどちらもヒトラーは一切出てこない。これらは映画自体の出来は良い(特に『忘れ物』)ので、タイトルのつけ方に…