メナーデのドイツ映画八十八ケ所巡礼

メナーデとは酒と狂乱の神ディオニュソスを崇める巫女のことです。本ブログではドイツ映画を中心に一人のメナーデ(男ですが)が映画について語ります。独断に満ちていますが、基本冷静です(たまにメナーデらしく狂乱)。まずは88本を目指していきます。最近は止まっていましたが、気が向いたときに書いております。

少女

無垢なナチス少女が汚れた世界へ向ける陰鬱なまなざし 『さよならアドルフ』 原題 Lore

『さよならアドルフ』 2012年、オーストラリア、ドイツ映画、原題 „Lore“(『ローレ』(主人公の名前)) ケイト・ショートランド監督(オーストラリア人)、サスキア・ローゼンタール主演 さよなら、アドルフ [DVD] 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 …

少女たちの秘密の儀式と人生の選択 イスラエル・フランス映画『秘密の祈り』

2007年、イスラエル・フランス合作。ユダヤ教徒とフェミニズムという興味深いテーマにセクシャル・マイノリティーの問題も混交した青春映画。日本では2011年にアジアクィア映画祭にて上映。日本ではソフト化はされていなくて、なぜかイタリア版がアマゾンに…