メナーデのドイツ映画八十八ケ所巡礼

メナーデとは酒と狂乱の神ディオニュソスを崇める巫女のことです。本ブログではドイツ映画を中心に一人のメナーデ(男ですが)が映画について語ります。独断に満ちていますが、基本冷静です(たまにメナーデらしく狂乱)。まずは88本を目指していきます。最近は止まっていましたが、気が向いたときに書いております。

ドイツ映画

ドイツ映画『5パーセントの奇跡』 「多様性」肯定戦略

2017年ドイツ映画。実在の人物−−−−視覚の多くを失ってしまったが、努力もあって成功した−−−−の話をもとにした映画。酒を飲みながら見たせいもあるかもしれないが涙してしまった。 5パーセントの奇跡 ~嘘から始まる素敵な人生~(字幕版) 発売日: 2018/07/…

ナチ将校になりすます兵士の悪魔化(実話) ドイツ映画『小さな独裁者』

ナチス・ドイツもの 「ヒトラーの・・・」といったタイトルの映画が毎年のように日本でも現れる。『ヒトラーの贋札』『ヒトラーの忘れ物』などはどちらもヒトラーは一切出てこない。これらは映画自体の出来は良い(特に『忘れ物』)ので、タイトルのつけ方に…

ドイツ映画『50年後のボクたちは』 変な奴と友達になることのかけがえのなさ

アマゾンプライムのスターチャンネルで視聴。 ドイツのベストセラー『チック Tschick』の映画化、原題もTscick ちょっと「サイコ」な主人公が、もっとエキセントリックな転校生チック(ロシアからの転校生でアジア系)と友達になって一夏車でぶっ飛んだ経験…