ドイツから映画ニュース 2020年2月14日付 ロマン・ポランスキー、アルメニア虐殺
ロマン・ポランスキーの「フランス映画界のアカデミー賞」(セザール賞)をめぐって。以下引用
「ポランスキーをめぐる論争の後で:ツェザール・アカデミー首脳部が退陣
映画監督ロマン・ポランスキーをめぐる論争を背景に、フランス・セザール映画賞を授与しているアカデミー指導部が退陣することを予告した。ポランスキーの『私は弾劾する』が、ツェザール賞候補にノミネートしていた。すでに11月のプレミア上映の際に抗議が起こっていた。ポーランド・フランスで活動するポランスキー監督については新たなレイプ非難を受けて、多くの女性が映画館の入り口をブロックしていた。」
引用元 Deutsche Welle (14. 2. 2020)
https://www.dw.com/de/14022020-langsam-gesprochene-nachrichten/a-52375962
セザール賞はフランスにおけるアカデミー賞として知られ、優れたフランス映画に与えられる。ポランスキーはこれまでも多数の作品が受賞してきた常連。
『私は弾劾する』(英語タイトルは『将校とスパイ』)はドレフュス事件を題材としている作品ということで、興味深く、ポランスキーへの判断はともあれ、映画は見てみたい。ポランスキー作品では個人的には『マクベス』が印象深い。
Deutsche Welleはドイツ語学習者向けの教材が多数あることでも有名なドイツの放送局。この日のニュースは他に
・コロナ・ウィルス武漢域で感染者数引き続き激しく増加
・ドイツ経済2019年末は停滞
・シリア政府、アルメニア人大量殺戮を、民族虐殺と認定
・アマゾン、10億ドルのペンタゴンとの契約をめぐる闘争で法的勝利を狙う
でした。
アルメニアの話はファティ・アキン監督が映画にしてますが、オスマン・トルコ時代のアルメニア人大量殺戮をめぐるものです。
アキン作品については過去記事でもふれてます。